リスティング広告とは何?
■そもそもリスティング広告って?
突然上司から「リスティング広告」をやるように命じられたけど、そもそも「リスティング広告」って一体なに?とお困りだったりしませんか?
今回は、そんな方に朗報!「リスティング広告」についてご説明いたします。
リスティング広告とは、検索エンジン(yahoo!やgoogleなど)でユーザーがあるキーワードで検索した時に、その検索結果に連動して表示される広告の事です。
キーワード単位で広告の出稿ができるので、優良顧客の獲得に効果的
リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される仕組みとなっています。そのため、「検索連動型広告」とも呼ばれています。 検索する時にキーワードを入れて検索しますよね?ユーザーは検索したキーワードに関する情報を欲しています。さらにそのユーザーの1%が今すぐ購買するとしたら、その1%の優良客を獲得するために最も有効な手が「リスティング広告」なのです。
リスティング広告はキーワード単位で広告出稿ができるため、検索キーワードに含まれるユーザーの興味・関心にターゲティングすることができます。 そのキーワードで検索するユーザーのニーズとは何かを考察した上でリスティング広告を出稿すれば、顧客獲得に繋がるのです。
リスティング広告とは|今更聞けないリスティング広告の基礎/リスクル
リスティング広告はGoogleとYahoo!をおさえておこう
リスティング広告が掲載される媒体は、Yahoo!の「Yahoo!プロモーション広告」とGoogleの「GoogleAdWords」の主に2つです。
まずはこの2つの媒体を押さえておけば十分です。
Yahoo! JAPANをはじめとした検索エンジンの検索結果ページに表示されます。国内No.1のページビューを誇り、国内の検索エンジンの6割近くを占めています。
掲載サイト: Yahoo! JAPAN、Live Search、日経ネット、フレッシュアイ、エキサイト、オールアバウトなど
Googleをはじめとした検索エンジンの検索結果ページに表示されます。利用者数は世界NO.1、国内ではYahoo!に続き第2位。国内の検索エンジンの3割近くを占めます。
掲載サイト: Google、goo、@nifty、BIGLOBE、AU one、Thchnorati、ライブドア、LUNASCAPE、Hatend、Aladdinなど
SEOとリスティング広告の違い
リスティング広告のように検索エンジンを通じてキーワードで検索したユーザーをサイトに誘導する仕組みとして、別ページでもご説明しているように、SEO(Search Engine Optimization)というものがあります。
ではリスティング広告とSEOは、一体何が違うのかというと、一番大きな違いは、「表示するためのコントロールができるかどうか」です。
リスティング広告は、キーワードの入札価格や広告としての品質によって順位付けられて表示されるため、お金を出しさえすれば検索結果の上部に表示させることが出来るのです。設定にそれほど時間も取られないため、比較的すぐに成果が見込めるでしょう。
一方でSEOは、検索エンジンのランキングアルゴリズムによって順位付けられて表示される自然検索枠であるため、検索結果1ページ目に表示させるためには多くの時間と労力、コストを要します。上位に表示させるためには、検索ユーザーが満足するような情報を提供している、という検索エンジンからのお墨付きをいただく必要があるからです。リスティング広告、SEO、どちらも顧客獲得のために大切な施策ですが、まずは手軽に始められるリスティング広告をお勧めします。
<その他リスティング広告でコントロールできること>
- 低価格から始められる
- 入札価格を自由に設定できる
- 表示順位も入札価格によってある程度コントロールすることができる
- 表示させるリンク先を自由に設定できる
- 出稿するまでに時間があまりかからない
- 表示させる、させないも自由に設定できる
リスティング広告の料金システム
・クリック課金制
リスティング広告は、広告表示ではなくクリックされてはじめて料金が発生することから、「PPC広告(Pay Per Click)」とも呼ばれています。 クリックされたときに発生する広告の料金(クリック料金)は、広告主自身が自由に設定した入札価格と広告の品質をもとに決定されます。この【クリック料金×クリック回数】が、実際に課金される広告料金です。
・広告料金の設定は入札形式
広告料金の設定は、入札形式で行われます。 広告を表示させるためには、最低入札価格(1円~9999円/キーワードや広告の品質、入札者数などによって変動)以上での入札が必要になります。一般的には検索数の多いキーワードほど、最低入札価格も高くなる傾向があります。
・広告掲載順位は「入札価格」×「広告品質」で決まる
1つのキーワードに複数の入札があった場合は、「入札価格」×「広告の品質(クリック率など)」によって導き出される「広告ランク」というものによって広告の掲載順位が決まります。掲載順位が高いものから順に上位表示されます。
リスティング広告の費用|料金相場と最適な予算について/markehack
広告文を作成できる
リスティング広告を出稿するにあたり広告文を設定することができます。出稿するキーワードで検索するユーザーの気持ちを考えながら、ユーザーの興味を惹く広告文を作成しましょう。
広告文には文字数の制限があります。
- タイトル:15文字まで
- 説明文:19文字 X 2行まで
- 表示URL:29文字まで
- リンク先URL:1024文字まで
その他に、使用できる文字、記号にも制限があります。
リスティング運用を効果的に行うポイント
“SEOだと時間かかるし、リスティングで手っ取り早く効果を出したい!”
”SEOは長期的視野で見つつ、リスティングでも収益を得たい”
という経営者やWeb担当の方も多いのではないでしょうか。
これからやろうと検討している方は、リスティング広告を始める前に最低限覚えておいた方が良いです。また、既にやったことがある方も以外と知らなかったりということがあるので目を通してみてください。
意味のあるキーワード選定をしよう!
ありがちなキーワードを適当につけようとしていませんか?もしくは、つけていませんか?
リスティング運用においては、このキーワード選定というのは非常に重要な要素です。
このキーワード選定だけで、結果が数倍違ってくることもあるくらい重要な要素です。しっかりとキーワードを選定しましょう。
キーワードの検索ボリュームを事前にチェック
キーワードを選定する際は、Webマスターツールのキーワードプランナーを使って、キーワードの検索ボリュームを比較してみましょう。
その中で、ある程度、母数があるキーワードを選定しピックアップします。
母数がないキーワードを選んでも意味がありませんので、しっかりと母数のあるキーワードを選んだ上で、PACDを行っていく必要があります。
予算の見直し
リスティングの運用においても予算の見直しは非常に重要です。
「日予算」というのがあるので、しっかりとデータを見ながら管理していきましょう。
予算を制限している場合で損をしていることや、逆に得をしていることもあります。これは日々、管理画面をチェックしつつ改善していく以外にありません。 気になる方は直接ご質問くださいませ。
マッチタイプの見直し
これは、全てのキーワードを部分一致で設定している人は要注意の内容です。
要するに、キーワードに部分的に一致しているもの全てが表示されてしまっていて、必要以上にコストがかかっているというケースもあります。
キーワードを見直す際に、このマッチタイプも見直しましょう。
成約に繫がっていないキーワードは除外すべし
中には、コストがかかっているのにも関わらず、成約につながっていないキーワードというのも出てきます。
あまりにも早急に判断してはいけませんが、ある程度の期間を見て判断しましょう。
品質スコアのアップを
品質スコアとは、GoogleやYahoo!などのリスティング広告を行っている会社における品質という意味です。
この広告における品質を見直すことで、クリック単価に関係したりもしてきます。
とは言ってもこれは、簡単なことではありません。
本格的に知識がないとできませんし、それなりの時間も費やす必要もありますので、それだけの時間が割けない場合は外部に委託した方が良いでしょう。
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リスティングの基本・グーグルアドワーズって?
■Googleが提供しているインターネット広告サービス
Google AdWords(グーグルアドワーズ)とは、Googleが提供しているインターネット広告サービスの事です。
Google AdWordsを利用すればSEO対策に時間を費やさなくても目立つ場所に広告を出すことができます。
Google AdWordsを利用して広告を出した広告主は、検索ユーザーが広告をクリックした回数によって、広告掲載料をGoogleに支払います。
完全にクリック課金制なので、検索ユーザーがクリックすればするほど、お金を払わければなりません。逆に広告をクリックしたユーザーが全くいない場合は、お金を払わなくても良いという事になります。
なんとなくGoogle AdWordsについて分かってきたでしょうか?特徴とてまとめると
【検索ユーザーという購入・調査意欲の高い見込み顧客をターゲットにできる】
検索ユーザーというのは、何かしらの目的(”服がほしい”など)を持った、調査・購入意欲が高い。という特徴があります。このようなユーザーをターゲット設定できるのは、広告主にとって非常にメリットとなります
【ターゲットを詳細に絞り込める】
「どのようなキーワードで検索してきて、どこに住んでいて、何歳ぐらいで・・・」といったように、詳細な条件でターゲットを絞り込み、条件に合致したユーザーにのみ広告を表示させる。といったことができます
【透明度が高い料金制度】
先程も述べてる通り、Google AdWordsは、クリック課金制なので「費用対効果」が明確になります。Google AdWordsの管理画面では、”出稿した広告が、何回表示されて、何回クリックさてたのか”といった情報を確認することもできます
【広告内容は常に編集可】
一度出稿した広告でも、Google AdWordsの管理画面から常に編集することが可能です。編集された内容はすぐに、表示されている広告に反映されます
これらが、GoogleAdwordsの特徴になります。
グーグルアドワーズを利用する手順
まずはGmailなどのGoogleアカウントを作成しましょう。(持っている方はスルーしてください。)
次に「GoogleAdwordsのページに」というページにアクセスします。すると、「メールアドレス」と「パスワード」を求められるので入力してください。
ログインしたら、「Adwordsのアカウント設定画面」が開きます(初めてログインした時のみ、このページが開きます)タイムゾーンと通貨の設定を、「日本」に設定して「続行」ボタンをクリックしてください。すると、「Adwordsアカウントが作成されました」と表記された画面が表示されます。
以上で、アカウントの作成は終わりです。
画面下に表示されている「Adwordsアカウントにログインします」をクリックしてください。ログインすると、GoogleAdwordsの管理画面に遷移します。
以上、GoogleAdwordsのログイン手順となります。
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リスティング広告におけるPCとモバイルの違い
スマホでネットで調べものをしている時と、PCで調べものをしている時とでは、検索結果の表示画面に違ってきます。
検索結果の表示が変わってくるということは、リスティング広告においてもPCとスマホでは別物になるということです。
リスティング広告における、PCとモバイルの違いについて大きく違う点を4つ下記にピックアップしているので覚えておきましょう。
PCとスマホでタイトルの文字数が違う!
これはどういうことかと言うと、Google AdWordsと例とすると、PCの場合はタイトルが全角14文字、説明文が全角34文字の広告文が設定できるのですが、モバイルの場合は、タイトルが全角12文字、説明文が全角12文字となり、PCと比べて文字数が少なくなっていることが分かるかと思います。
これは単純に、画面を意識した文字数になっているからです。
例えば、スマホの画面で1行に表示できる文字数は、機種によっても多少異なってきますが、PCとは文字数が違ってくるため、モバイルのリスティング広告の場合、広告文を作成する場合は限られた文字数で表現するテクニックも必要となります。
スマホとPCではキーワード打ち込みの検索数が全く違う!
これはどういうことかと言うと、スマホとPCでは、検索の仕方に違いがあるというデータがあるからです。
簡単に言うと、PCで検索をする人はどちらかというとネット利用に慣れている人で、「複合キーワード(例えば、(定食屋 中野など)」での検索数が圧倒的に多いのですが、反対にスマホで同様のキーワードで検索している人を調べると、圧倒的に数が少ないというデータがあります。
確かにスマホで、文字を打ち込むの自体が割と面倒な行為でもありますものね・・。それ以外にもネット利用に慣れていない人(ネット初心者)が多いのではないかという予測もできます。
運用のポイント
リスティング広告における運用のポイントとして挙げられるが、「キーワード」「広告文」「誘導先のサイト」になります。
リスティング広告は検索結果で、且つ、指定のキーワードが含まれていない限り表示されない仕組みとなっています。
なので、大事なのは、「設定したキーワードで、どれくらいのアクセスがあり、どれくらいの結果を出せたか」という点です。
それに付随してクリック率を上げるために、広告文が大事になります。
必ずリスティング広告を運用する際はしっかりとしたデータを測定してから運用するようにしましょう。
リスティング広告について不明な点などあればお気軽にお問い合わせくださいませ。
スマートフォンのリスティング広告対策で覚えておきたい5つの事/SEM-LAB